屋久島 縄文杉ハイキング
        2014年5月 25日~27日   
                     
                   長年の夢 屋久島 縄文杉へ行ってきました
               (大雨で縄文杉の鮮明な写真が撮れなかったので、宮之浦港にある看板の写真を借用しました)

屋久島の概略
 屋久島は鹿児島市の南60KMの東シナ海に浮かぶ 面積541㎢周囲」130㎞の島である。
島内にある九州最高峰の宮之浦岳(1936M)は100名山の一つに指定され、また縄文杉のあるこの一帯は1993年に日本で初めて、白神山地と共に世界自然遺産に登録された。島内には亜熱帯から亜寒帯まで様々な独自の植生をみることができます。降雨量も多く1ヶ月30日のうち35日雨が降るといわれるくらい多雨である。 


  
小杉谷集落跡の休憩所でガイド「やまひこ」さんと
ちょっと体力に不安がある古希を過ぎた二人を、大雨の中、縄文杉まで連れて行ってくれました。
適切なアドバイスで問題なく歩きとおすことが出来ました。
大雨でカメラを取り出すことがままならぬ私たちにかわって、行程中写真をたくさん撮ってくれました。


5月25日(日) 三宮より空港リムジンで大阪空港へ
         JALで鹿児島空港ー鹿児島港 フェリーで屋久島宮之浦港



フェリーから見えた開聞岳


鹿児島ー屋久島宮之浦港

世界遺産登録記念碑


5月26日  縄文杉登山
 3時起床、4時ガイドさんの車で宿を出発 。宿を出るときからすでに雨。車で30分 屋久杉記念館へ
その後、荒川登山バスで30分、荒川登山口5時45分出発

  5時45分AM 登山開始

  これから小杉谷、縄文杉に向かいます
 
  手掘りのトンネルを抜ける

  後方に天気が良ければ 愛子岳が見えるそうだ
 
  安房川を渡る

  川の景色を見たいけどバランスを崩して危ないので
  ひたすら真っ直ぐ歩く
    
    楠川 分れ
        白谷雲水峡コースと縄文杉コースの分れ
 

  この日は歩いている間中、激しい雨に見舞われたが、トロッコ道の枕木も 登山道の石も全く滑らないのでバランス力の衰えたシニアには助かりました。トロッコ道を終えて登山道に入ると、道が小川となり水がざあざあ流れている中を歩いたが、そこにある石は大理石であるとかで全く滑りませんでした。但しレールの外側の枕木はよく滑るのでガイドさんに外側は歩かぬよう何度も念を押された。行程の道が滑らなかったので、縄文杉登山が実現した。
 
  仁王杉
 
  トロッコ道の終点
  トイレを済ませてこれから登山を開始します
 
  トロッコ道の終点 大株歩道入り口
  写真の中央の看板のところから登山を開始します。
 
   
   

   ウイルソン株
 
 翁杉
縄文杉に次ぐ太さで、登山者に親しまれた巨木だったが2010年9月に朽ちて倒れてしまった。

 
   ウイルソン株の内部から上を見るとハート形の穴でした

     ウイルソン株を過ぎると急な坂道の階段 
 
 ウイルソン株
推定樹齢2000年の切り株で、中は10畳ほどの空洞になっている。アメリカのウイルソン博士が大正時代に屋久島を調査し、この切り株に名前が付けられた。幹回り13,8M
 
後方にメデユーサの木(傘の後ろ
 
  「サクラツツジ」の花
  高いところでは満開でし

   
このあたりから世界自然遺産地域に入ります
大王杉
推定樹齢3000年。縄文杉が発見されるまでは最大級とされ「大王」という名がついた。樹高24,7M、幹回り11,1M
 
 
 
  夫婦杉
  傘でかくれているけど 後方の2本の木が手を
  つないでいるのです
 


夫婦杉
地上から10Mのところで2本の杉の枝が手をつないでいるように融合している。
 
   
  最終目的地縄文杉に到着バンザーイ
 
  後方に縄文杉が威容なたたずまいを見せているのだが
  ひどい雨で写真に写らない!残念!!!
 
  傘の後ろが縄文杉
  
縄文杉
推定樹齢2000年~7200年。屋久杉で最大のもの。樹高25,3M、幹回り16,4M(大人が13人手をつないだくらい)
 
 待っても待っても雨は小降りになりません。土砂降り
 の中で昼食、ガイドさんがあたたかい味噌汁を
 ごちそうしてくれました
 
 途中にバイオトイレがあります
                     
                            下山してバス停に着いた頃雨がやっとやみました。
                                      なんでやねん!
 
 5月27日(火)

  今日は良い天気。 宮之浦港からフェリーで鹿児島へ
 
  屋久島 宮之浦港から宿の方を望む

  大雨のなか縄文杉がはっきり見えなかったので、
  看板の縄文杉でもう一度しっかり味わいました 
   
 縄文杉登山を終え

 長年縄文杉を訪ねたいと願い続けていたのであるが、二人とも古希を過ぎてやっと実行に移した。しかし、歩く距離22KM、高低差700M、約10時間の行程は本当にこの年齢で大丈夫なのか、特に妻の方は心配は尽きなかった。雨の中を歩き始めてからも、一気に縄文杉まで行けるとは思えず、少しずつ目標を伸ばしていって、最後はガイドさんに励まされて縄文杉にたどり着いた。帰りはそれほど苦痛ではなかった。この大雨の中、用意していたストックも使用できず、傘が手放せない状況の中で、本当によく歩き切ったと二人でそれぞれ自分を褒めあった。帰宅してすぐは疲れを感じなかったが、1週間ほどしてから、何かしら体がだるい。年をとると疲れが出てくるのも時間がかかるようだ。雨に中、よそ見をするとバランスを崩して転倒するため、まっすぐ歩いて、屋久島の自然が満喫できたとは言い難いけれど、よく頑張ったと、満足の縄文杉登山であった。
今回の費用(2人分)
旅行社支払い(航空運賃、フェリー代、宿泊代、ガイド料) 116,000
食事代 21,000
バス代(関空、鹿児島空港、及び登山バスいずれも往復)) 14,200
その他 3,000
合計  153,200