ボンジュール!メルスイ!     熟年夫婦 体当たり
フランス鉄道の旅 

                           

    19日間

                                                            09’ 5月15日〜6月2日

 

目  次
  1, フランスでの生活
  2、世界遺産巡り
  3、コート・ダジュール
  4、パリ、その他の観光
  5、旅のメモ

       

 


世界遺産巡り
アヴィニヨンの橋とローマ法王庁 

フランス西部・南部へ TGVの旅

   

何故 フランス?
    
世界遺産がたくさんある
   
 ・フランスの生活を味わいたい
   ・ピーターメール著「南仏プロヴァンスの12ヶ月」
    の足跡をたどる。     

 何故19日間
   
 ・フランスは物価が高くて我家の経済状態の限度
 

 結果は?
    ・ 言葉が通じないので苦労したが、苦労した
     分、旅が終った後、満足感を感じている

    ・親切なフランス人、すばらしい文化を持つフランス
    が大好きになった


1、フランスでの生活

@ 大発達した公共交通機関を使って  
 私たち夫婦はやはり年老いて判断力の衰えを自覚しているので、レンタカーでの移動は自信が無い。少々不便でも列車の旅にしようと計画した。結果としては大正解。フランスはどこも公共の交通機関がとても発達している。
  パリ市内は地下鉄メトロ、バス、RER(パリ近郊列車)であらゆる場所が網羅されている。最初のうちはメトロを利用したが、後半はバスを利用。インフォメーションでバス・メトロ・RERの詳しい路線図をゲットして乗りこなした。満足!満足!
  ロアール渓谷、モンサンミッシャル、フランス南部へは、フランスが誇るTGV1等車(フランスレールパスのセーバーパス6日間乗り放題)を利用

A フランス人に尋ねまくる
 「ボンジュール」 −−−地図や写真を見せて「ここへ行きたいのですがどちらに行けば良いですか」(下手な英語で)−−−−流暢なフランス語で「?????」 私たち「あっちですか?こっちですか?」(日本語で指差す)。方向を示してもらって  「メルスイ!」
 私たちがこの会話で迷惑をおかけしたフランス人は100人を下らない。ごめんなさい!!皆さん親切だった。
 それにしても世界中から観光客が押寄せているフランスなのに、英語の案内が殆どない。駅も列車内も観光地も。さすがフランス語にプライドを持つ国!

B とても美味しい食事                                         

 フランスは食糧自給率100%以上の農業国
 パリ市以外は広大な混合農業地帯。広大な畑作、そして牛さんがいっぱいの酪農。
フランス料理の本場といっても私たちの懐具合ではレストランで食べる事は少々無理。
日本からサンヨーの湯沸かし器とクッカーを持参してスーパー(カルフール、MONOP、MONOPRIX)で食材を買い自炊


 ・野菜 (フォワイトアスパラ、 肉厚であまーい赤、黄、緑のパブリカ、きゅうり、トマト、レタスなど)安くてとてもおいしい。
 ・毎日、各地産のワインを飲んだぞー。フランスパン・バケットも毎日食べたぞー。
 ・酪農製品、チーズ、生ハムも毎日食べたぞー。これらは日本の物価に比べるととても安い。私たちの懐具合にはうれしい価格。ちなみに肉厚の新鮮な大振りのパブリカ1個50円くらい。弁当に持っていって丸かじり、こんな食べ方初めて!おいしい!
   どこにいっても牛さんがいっぱいいるので、ステーキを食べなくちゃと思い、キッチン付きのホテルに泊まったとき、ステーキ肉を買って食べた。日本ではこんな硬い肉食べた事がない。次の日は肉じゃがを作る。よい出汁(だし)がでてジャガイモはおいしいけど、肉は硬くて食べられない。日本のすじ肉は炊けば炊くほどやわらかくなるからそれも試してみたけど駄目だった。 
 

シャルトルの日曜市で生ハムを買う

スーパーで野菜・ハム・チーズ等を買って
毎日ワインで宴会

毎日のようにバケットを買ってフランス人した。

私たちが最も気に入ったカンヌのサラダ

シャルトルのレストランのピザ

昼はこのバケットのサンドイッチ、もうやみつき


C フランス人
  フランスは多民族国家。あらゆる民族が共存している。 ジャン・レノ風の男性、オードリー・ヘップパーンのような可憐さをもつ若い美しい女性、幼女はまさにフランス人形、キューピーさん、すてきなひとが多い。
 黒人の屈強な若者が観光地の路上で観光客に土産物を売っている姿を多く見かけたが、この仕事では豊かな生活は無理であろうと想像でき、フランスの持つ不安定さを垣間見た思いがする。
 
 最初はフランス人に何かなじめないものを感じていたが、毎日聞きまくっている内、常に親切な対応をしてもらって心がほぐれていった。バスの中で乗客やバスの運転手に何処で降りたらいいか聞くとみんなで教えてくれた。乗換が必要なときはその路線番号を教えてくれた。
最終日、フランス人大好きになって気が緩み、帰国のために北駅に行って迷っているとき、親切を装った男性に騙されて約1万円の損害を蒙った。(男性が買ってくれた切符代20ユーロ、その切符が違反切符で罰金50ユーロ、) 地下鉄・バスなどに乗りまくって一度も被害にあわず、親切ばかり受けたので、このくらいの被害ではフランス人大好きの気持ちは変わらなかった。

 フランス人の家族、友人,、仲間の挨拶ハグは見ていて微笑ましい。先ず左頬同士そして右頬同士(その反対もあり)、ときには唇も寄せて出会いを喜んでいる。家族、友人・仲間などの絆がとても深い印象を受けて少しうらやましさを感じた。ベビーカーを押しているのは大概父親。



2 世界遺産巡り

@ パリ セーヌ川 右岸左岸  5月16日

   第1日目はパリの街を歩こう、と地下鉄で凱旋門まで行き、シャイヨー宮からエッフェル塔を観賞し、セーヌ川クルーズ船バトー・ムーシュに乗りセーヌ川から世界遺産の数々を見る。船を降りてカフェで昼食をとった後、左岸の遊歩道を歩きブルボン宮(国会議事堂)からコンコルド橋を通ってコンコルド広場へ。かってギロチン台が置かれルイ16世、マリー・アントワネットをはじめ1343人が処刑されたことを胸にきざみながら、平和な広場を散歩。この広場からシャンゼリゼ大通りマロニエの並木道を通ってを凱旋門に向けて歩く。大通りの中央分離帯に立つと凱旋門とコンコルド広場のオベリスクが一直線に並んでいて感動!途中で折り返しチェイルリー公園、カルーゼル凱旋門を通ってルーブル美術館へ。この日は下見のみ。最後に広大で美しい中庭があるパレ・ロワイアルで一休みした後地下鉄でレビュブリック広場近くのホテルへ。


 



凱旋門

セーヌ川クルーズ

セーヌ川クルーズから見た
エフェル塔

   コンコルド広場         

チュイルリー公園で一休み

シャンゼリゼ大通り


A シャルトル大聖堂     5月17日 (日)

  2日目はパリから西へ約80KM、イル・ド・フランスと呼ばれる地域にあるシャルトルへ。二つの尖塔、ステンドグラスや彫像も美しい。聖母マリアに捧げられた大聖堂。この日は日曜日のミサが行われていて私たちも出席、美しい賛美歌に感動!イタリアンレストランでピザの昼食を食べた後、静かな町並みを散歩。
広場の日曜市で生ハム、チーズ、ワインを買って帰る。

  


「シャルトルの青」と称えられるステンドグラスが素晴らしい

一面の麦畑の中にたたずむ町に聳える大聖堂

マロニエの街路樹
ここはまだ満開

B ルーブル美術館・コンシェルジュリー・ サント・シャペル・ノートルダム大聖堂 5月18日
  ルーブル美術館
 パリミュージアムパスの威力で長-い入場を待つ行列を尻目に開門と同時に入場、一目散に「モナ・リザ」へ。絵は意外に小さい。美術眼の全く無い私たちは有名な絵に会えた感動で写真を撮りまくる。写真なんか撮っても良いのかなー。学校時代の歴史の本や美術の本で見たことがある絵が続々登場。巨大なナポレオン皇帝の戴冠式の絵、アルプス越えの絵、ジャンヌダルクの絵、・・・・・等など。好きな絵の前で写真をパチパチ。
  コンシェルジュリー
 シテ島に渡り、フランス王妃 マリー・アントワネットギロチン台に送られる前に幽閉された独房が残るコンシャルジュリへ。ベルサイユ宮殿で贅沢三昧の生活の後、独房生活を送って、ギロチン台にに向かった王妃に思いを馳せる。
  サント・サャペル
 最高裁判所の敷地内にあるためかセキュリテーを通るのに長い行列。1時間以上並んでやっと入場。目を見張るステンドグラスの美しさ。
  ノートルダム大聖堂
 かの有名なビクトル・ユゴー「ノートルダムの鐘」の舞台。ナポレオンの戴冠式もここで行われた。ここでも1時間近く並んで塔へ登る。塔からのパリの街はとても美しい。


「ダビンチコード」の舞台になった美術館

夢にまで見たモナリザ

こちらも夢にまで見たミロのビーナスを見たぞ

サントシャペルのステンドグラスは正に「パリの宝石」


我等が貴婦人のノートルダム   ビクトルユーゴー
                      ノートルダムの鐘  

  大聖堂の塔から市内を望む

コンシェルジェリーのマリーアントワネットの独房
ここからギロチン台へ

  ポンヌフ橋の欄干で


C ベルサイユ宮殿 5月19日
 太陽王 ルイ14世の権力を象徴。広大で豪華で優美で・・・
プチトランに乗って、離宮グラン・トリアノン、プチ・トリアノンへ 豪華なベルサイユ宮殿に疲れたマリー・アントワネットの息抜きのための宮殿、庭園、村里。緑豊かな落着いたたたずまい。マリー・アントワネットもさぞ癒されたことであろう。私たちもゆっくり美しい自然を楽しんだ。


ベルサイユ条約の調印が行われた「鏡の回廊」

南の花壇から宮殿を見る

アポロンを産んだ女神ラトーヌの伝説の「ラトーヌの泉水」

マリーアントワネットが造り、愛した村里

マリー・アントワネットが恋人と愛を語った「愛の神殿」

ピンクの大理石を使った回廊が美しい「グラントリアノン」


D フォンテンブロー宮殿  5月20日
  リヨン駅から国鉄で40分 ベルサイユ宮殿に次ぐ豪華な城。ナポレオン3世までの各時代の王権の歴史が凝縮された城。豪華な城内はもちろん、広大で美しい各様式の庭園はすばらしく、ゆっくり散策を楽しんだ。


珍しい馬蹄形の階段のある正面

「鯉の池」から見たフォンテンブロー宮殿

国王の寝室



E 凱旋門、オルセー美術館  5月21日
まず、地下鉄で凱旋門に行き屋上に上る。一体高さはどのくらいあるのだろう。登れど登れど到着しない。屋上からパリの街を見る。モンマルトルの丘、、ブーローニュの森、など360度のパノラマを楽しむ。その後、TCをユーロに交換するために、シャンゼリゼ通りのBNP銀行に行く。いままで行ったBNP,郵便局すべて両替できなかった。今日こそシャンゼリゼ店ならできるだろうと銀行を目指した。ところが店は閉まっている。何故?ガイドブックで調べてみるとこの日はキリスト昇天祭で祝日、今回のTCはどこまでも付いていない。両替できるところににたどりつけない。少々落ち込みながらシャンゼリゼ大通りを歩いてオルセー美術館に向かう。


凱旋門の屋上から見るシャンゼリゼ大通り
             


駅舎から美術館に変身したオルセー


モネ「パラソルをさす女」の前で

ゴッホの自画像と

ミレー「晩鐘」と「落穂ひろい」



  鉄道の終着駅の駅舎がそのまま美術館となったとか。マネ、モネ、ゴッホ、セザンヌ、ミレー、など今まで写真等でよく目にした絵が次々と表れ、感動!感動!ここでも有名な絵の前、気に入った絵の前で写真をパチパチ。本物を見たぞ見たぞ!証拠を残しておかなくちゃ!
この後ポンピドー芸術文化センターにある国立近代美術館に行く予定であったが、シャンゼリゼから歩いたせいですっかり疲れてしまい、地下鉄でホテルに帰った。残念!


F ロアール渓谷 シュノンソー城 ブロア城  5月22日
  シュノンソー城
 モンパルナス駅よりTGVで約1時間トウールへ。電車を乗り換えて30分 シュノンソーへ。歴代の城主が女性であったことから「6人の奥方の城」と呼ばれ
ている水上の城。デイアーヌの庭園、カトリーヌの庭園もそれぞれ美しい。
  ブロア城
 電車を乗り換えてブロアへ。フランソア1世が1515年以来4世紀にわたって増築が重ねられさまざまな城館建築様子が見られる。美しいブロアの街の
小高い丘の上にあり、城壁から見る町も素敵。

絵になる、川に浮ぶ様なシュノンソー城

カトリーヌの庭園から見たシュノンソー城

3階建ての1階部分は厨房だ

堂々としたブロワ城は貫禄がある

風格のあるルイ12世棟

国王の寝室



G モン・サン・ミッシェル 5月24日〜25日
 モンパルナス駅よりTGVでBretagne駅下車 バスでモン・サン・ミッシェルへ。ホテルへ荷物を置き、モン・サン・ミッシェルの美しいたたずまいを見ながら30分ほどかけて歩いてモン・サン・ミッシェルへ。1泊する予定なので、修道院の中をゆっくり見て歩く。建物はすべて落着いた雰囲気でしっくり私たちの心にしみて味わえる。夜ライトアップされたモン・サン・ミッシェルを見ようと楽しみにしていたが、夕食にワインを飲みすぎて寝込んでしまう。朝は一面の深い霧。結局夜も朝も見ずじまい。せっかく1泊したのに・・・
 


ご存知NHKのアンケートで世界で2番目に行きたい
世界遺産のモンサンミシェル

ゴシック建築の傑作と称えられている回廊

パノラミックな眺望が見える西側テラス



H アビニオン歴史地区 ポン・ジュ・ガール、 オランジェ、 アルル

  ビニオン歴史地区 5月26日
    モン・サン・ミッシェルからTGVでモンパルナス駅へ リヨン駅からTGVでアビニオンへ
    アビニオンはローマ教皇がアビニオンの捕囚時代教皇庁を置いていた事で有名。フランス市民革命時代、略奪、破壊がすすめられた。この教皇宮殿を見学してみると、民衆が略奪、破壊した理由がよく分かる。聖職者とは名ばかりで民衆には重税を課し、賄賂をとって豪奢な生活をしていたという。
  「アヴィニオンの橋の上で」歌で有名なアビニオンの橋サン・ベネゼ橋はローヌ川に突き出した美しい石橋。
  ボン・ジュ・ガールのローマ時代の水道橋  5月27日
  アヴィニオンからバスでボン・ジュ・ガールへ 紀元前ローマ時代の水道橋が完全な形で残る。ハイキングをかねて四方八方から見学。下を流れるガール川の清流では若者たちが水泳、日光浴。私たちには肌寒い日なのに。
 オランジェ ローマ時代の古代劇場 5月28日
   ローマ時代の劇場としては最も保存状態が良いという。
 アルルのローマ時代の円形闘技場、古代劇場 5月28日
  アルルといえばローマ時代の遺跡とともに、ヴァン・ゴッホで有名。ここにはゴッホの作品は残っていないそうだが、ドイツ旅行をしたとき友人が連れて行ってくれた、オランダのミューラー美術館で見たゴッホの多くの絵がここでかかれた事に気付き感無量。「夜のカフェテラス」に描かれたヴァン・ゴッホ・カフェがある、フォローム広場などをゆっくり散策してゴッホに思いを馳せた。

「アヴィニヨンの捕囚」で有名な教皇宮殿

歌でよく知られた「アヴィニヨンの橋」

バスで40分この世界遺産以外何も無いポンジュガール、
でもそれだけに大変良かった

世界で最も保存状態のいいオランジェのローマ遺跡古代劇場

「  ガリアの小ローマ」と呼ばれたアルルの円形闘技場

    円柱だけが残っているアルルの古代劇場


3、コート・ダジュール

カンヌ ・ ニース ・ モナコ  5月29日〜6月1日
  妻「何でコートダジュールへ行くの?」 夫「有名だから」
このような理由でTGVでニースへ。ここは観光するとじゃないでしょう。バカンスを楽しむところだよ。5月末で私たちには肌寒い季節なのに、海岸は甲羅干しの裸の若者、家族連れでいっぱい。この人たちの体どうなってるんだろう。
カンヌではバカンスを楽しむ海水浴客を観光しながら、有名な映画祭の会場へ、そして旧市街の丘の上に。丘の上からカンヌの海を見たと時、きてよかったー!ほんとうに美しい。
モナコ
 ニースから豪華なエキスプレスバスで40分(バス代1ユーロ何故こんなに安いの?)モナコへ
モナコといえば王妃グレースケリー。まずはインフォメーションに行ってバスの乗り方を聞いて、グレース妃のバラ園へ。2千種以上の花が咲き乱れる中でグレース妃の銅像と一緒に記念撮影。またバスに乗り、大公大宮殿へ。丁度衛兵の交代儀式の時間で儀式の一部始終を見る。まさに「観光客むけの儀式」という印象を受ける。最後にパリのオペラ・ガルニエの設計者のガルニエ作で有名な豪華な建物、カジノを外から見学、その周辺の花々が咲き乱れる美しい公園を散歩して再びバスでニースに帰る。F1グランプリの直後だったため、街のいたるところに観覧席が設けられていた。こんな狭い町並みを走り回るカーレースが有名なんですね。知らなかった!
ニースはフランス最大のリゾート地。第2次世界大戦前まではヨーロッパ中の王侯貴族が避寒に訪れる高級社交場だったというだけあって、なかなか美しい街。全長3.5KMの海岸どうりプロムナード・デザングレには豪華ホテル、高級ブランドの店が並んでいるが私たちには無関係。海岸に下りて海に入ってみる。冷たーい。こんな冷たい海でよく泳げるものだ。旧市街を散歩して、展望台のある城跡へエレベーターで登る。ここからはニースの街が360度見渡せる。どこを見ても美しい。最後にプチトランに乗ってニースの観光地をめぐる。


5月末カンヌの海岸海水浴客でいっぱい

カンヌの旧市街の丘からカンヌの海を見る


カンヌ映画祭の会場     シャロン・ストーンの手形

モナコ グレース妃の銅像 グレース妃のバラ園

モナコ大公宮殿の衛兵交代儀式

モナコ  F1グランプリの観覧席があちこちに設けられている

ニース 展望台のある城跡jから港を望む

プチトランで観光         王侯貴族の別荘時代の
                       ホテル「ネグレスコ」

              ニースの海岸

4、パリ その他の観光


ヴォージュ広場  6月1日
赤レンガ造りの34の館に囲まれた
パリで最も美しい広場
革命前は「王の広場」と呼ばれ、
貴族たちの華やかな社交の
場であったとか

バステイーユ広場
フランス革命の発端となった牢獄のあったところ

モンマルトルの丘 
サクレ・クール聖堂 5月23日

サン・マルタン運河 6月1日
運河を航行する船の様子を橋の上から見学
 私たちの泊まったレビュブリック広場のホテルのすぐ近くに
ある運河。30M〜100M毎に設けられたいくつかの閘門の
開閉にあわせて時間をかけて貨物船、レジャーボートが通って
いく。100Mほど進むのに2時間くらいかかったのでは?
 せっかちの私たち日本人には考えられないのんびりさ!

         サン・マルタン運河を通る船

 モンマルトルの丘 サクレ・クール広場で竪琴の演奏を聴く
すべて知っている曲、音楽は万国共通



5、旅のメモ

@ 旅行前の準備
   ホテルの予約  ネットの旅行社、ガイドブックのホテルをネットで予約
   鉄道パス  ヨーロッパ鉄道時刻表を買い旅行計画を立てる。 
           80KMくらいを往復する時はパスの利用が有利
           6日間用セーバーパス(2人以上で行動するときに有利)を梅田の旅のプラザで購入

A 費用 2人分
   航空運賃     (JAL 成田空港経由)                             約200.000   
   ホテル代  平均10.000×17日                                約170.000
   鉄道パス代 32.400×2
     その他の交通費     35.000                               約100.000 
   観光地入場料                                             約 30,000
    (パリ・ミュージアムパス4日間用 48ユーロ×2 その他の観光地 約50ユーロ×2)   
    食費、雑費。土産代                                          約100.000
        合計                                               約600.000円
   

B ユーロへの両替
   成田空港での両替が一番有利、あとはATMで三井住友銀行の国際キャッシュカードを使用。一回の手数料200円が要ることと、交換率が良くないがいつ  でもどこでも出せるので、結局は一番便利。
   CITI BANKでのトラベラーズチェック得得作戦は大失敗
@大不況になり始めた時にネットでまだ高かったユーロを買う。
ACITI・BANKで手数料無料のアメリカン・エクスプ レス社のユーロTCを作り、
B手数料無料で交換できる郵便局、BNP銀行の場所をHPでチェック。
万全の準備で出かけたが・・・。
C両替を扱っている郵便局、BNP銀行を見つけられなかった。(TCを扱っていないところが多い)。地方に行けば郵便局は容易に見つけられたが、
D驚くべき長い待ち時間であった。両替出来る銀行、郵便局を探す時間も含めると無駄に過ごした時間がかなり多く、今回のTC作戦は大失敗。
     

C 鉄道・地下鉄・バスの乗り方を発見
 鉄道  フランスレールパス 2人以上で使用するセーバーパスは断然有利。約80KM以上往復するとき使用
      TGV利用の時は座席予約が必要、国鉄の英語の窓口で予約する。 1列車3ユーロ
   地方のTER(普通列車) ストが多かったり、間引かれたりする事があるので、前もって駅で確認する方が良い。私たちは アヴィニオンで間引かれている事を知らず、次の列車が出るまで長く待たされた。駅には列車のラインごとのタイムテーブルが置いてあるのでそれをもらい、その日の細かいスケジュールを決めた

 地下鉄 (メトロ) パリ中を網羅。どこにでも乗り継いでいけるが、乗りかえに地下をぐるぐる上ったり下ったり。荷物などがあれば大変

 バス  パリではインフォメーションでバスの路線図を手に入れると目的地に行くには何番、何処方向かがわかりとても便利。最初に乗ったとき刻印すると、後1時間30分は乗りかえ自由。乗りかえの時は刻印しない。勿論運転手にチケットを見せたりもしない。自由に乗って自由に降りる。1時間30分以内であれば、地下鉄の切符でも乗れる。しかしバスの切符では地下鉄には乗れない。なぜなら地下鉄に乗るためには必ず刻印しなければならないので、一度バスで刻印した切符は使えない。

 バスでニースからモナコへ
     約40分の距離であるが行きは豪華なエキスプレスに乗って有料道路を使い、料金は1ユーロ。帰りは各駅停車、暑い社内、満員のバス。
     行きは天国、帰りは地獄のバス旅行であった。ニースの駅の観光案内所で貰ったバスのタイムテーブルには、急行と各駅停車の表示がきちんとしてあ     ったのに、私たちはそこまで読みきれなかった。
      モナコでもインフォメーションでバスの路線図をもらい乗り方を教えてもらって路線のバスを乗り継いで観光。

D喜ばれたささやかな土産
  フランス土産といえば数限りなくあるようだが、酪農国なのでチーズ・サラミ(ハムも安くて美味しいけれど持って帰るのは無理かな)フランスパンのバケット・フランス独特のジャム、有名料理店で使っているという岩塩などが家族や知人に喜ばれた。

  
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